
微生物潜在機能探索寄付講座は、2012年10月1日に公益財団法人発酵研究所(IFO)のご寄付により東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命工学専攻に開設された寄付講座です。
微生物は目に見えない生物の総称です。普段、私たちは目に見えない微生物について特段意識することはありませんが、微生物は地球上のほぼ全ての環境に生息し、物質の循環や有機物の分解などの地球環境の維持に欠かせない生物です。また、病原菌や体内常在菌として私たちの健康に、さらには様々な有機物の醗酵生産に関っている重要な生物群でもあります。近年のゲノム解析技術の進展により、微生物の概念は大きく変わりつつあります。微生物のゲノム情報を解読した結果、動物と植物の違いを遙かに超えた多様性を微生物が備えていることがわかり、多様で多彩な生物集団である微生物についてゲノムからのアプローチにより、これまで知り得なかった素晴らしい機能が次々と発見されています。
微生物潜在機能探索寄付講座では微生物の隠れた有用性を発掘し、人類に役立つ技術への応用利用を目指します。特に、抗生物質生産菌として知られている土壌微生物・放線菌に着目し、その抗生物質生産能を初めとした多彩な二次代謝生合成機構の新たな潜在能力の発見と有効利用を目指します。
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